Q熱(ズーノーシス)について

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Q熱とはどんな病気ですか?

犬のQ熱は、リケッチア(生きた動物の細胞内でしか増殖できない小型の細菌のことで、ダニなどの節足動物に寄生する)に属する、コクシエラ・バーネッティ菌という細菌の感染によって発症します。犬や猫、人間も含む、そのほか哺乳や鳥類に広く感染する、人獣共通感染症(ズーノーシス)の一つです。

症状

Q熱に感染すると、犬は軽い発熱や、メス犬では流産や子宮内膜炎、不妊症などの症状が見られます。しかし、それ以外は無症状のケースがほとんどです。感染した犬は、長期間、乳汁やフン便に病原体を排泄して感染源となります。

原因

Q熱は、コクシエラ・バーネッティ菌の感染によって発症します。ウシ、ヒツジ、ヤギが主な宿主となりますが、犬や猫、人などの哺乳類、鳥類などの様々な動物に感染します。感染は主に空気感染が多いとされていますが、感染した動物の尿やフン便、胎盤に触れたり、乳汁を飲み込んだりした場合や、マダニに吸血された場合にも起こります。

治療方法

テトラサイクリン系やニューキノロン系の抗生物質を3~4週間に渡って投与します。

予防

Q熱の特別な予防法はありません。したがって普段から飼育環境を清潔に保ち、マダニが発生するような場所での散歩を控えることが予防につながります。万が一上記のような疑わしい症状が見られる場合には、早めに動物病院の診察を受け、早期発見・早期治療に努めましょう。