フィラリアとは


フィラリアとはペット(犬・猫)の心臓と肺動脈に寄生する犬糸条虫とのことです。進行が進むに連れて、ペットに、心臓病、肝臓病、腎臓病などの色々な病気を引き起こします。

毎年、絶対に予防しなければならないペットの病気として認識されています。蚊が感染媒体となるため、春〜秋にかけての予防がとても大事となります。蚊のいるシーズンを3回超した犬は、かなりの高い確率でフィラリアに感染しているという統計もあります。

フィラリアは、予防できる病気です。しっかりと予防しましょう。

20〜30センチになり、心臓の右心室、肺動脈に寄生。
5〜6年は生き続けます。様々な病気を誘発し、犬の寿命を縮めます。

フィラリアの原因と感染

フィラリアは蚊が媒介となり感染します。

アカイエカやヒトスジシマカが代表的です。地域によって違いがありますが、 特に感染の激しい時期は7月から9月、気をつけなければいけないのは5月から12月までとなります。

感染と寄生のメカニズムを紹介します。
  • フィラリアに感染した犬の血を蚊が吸います。
    その時にフィラリアの幼虫ミクロフィラリアが蚊の体内に入ります。

  • ミクロフィラリアは蚊の中で2回脱皮を繰り返し、成長し感染能力のあるフィラリア(感染幼虫)となります。
    蚊の体を借りて、一定の気温(25度以上)があることが条件となるため夏場が予防の時期となります。

  • 感染幼虫は蚊の口元へと移動し、この蚊が犬を刺すと、感染幼虫が犬の皮膚の下、体内に侵入します。
    (この時点では感染したことにはなりません。)

  • 体内に入ってもすぐに体調の変化は出ません。
    皮膚の下で脱皮を繰り返し、数ヶ月くらいかけて最終寄生場所となる心臓や肺動脈に移動します。

  • 心臓や肺動脈などを成長したフィラリアは全長15〜30センチ程のそうめんのような形になります。
    そこでオスとメスのフィラリアが揃うと、幼虫(ミクロフィラリア)が生まれ、次の犬へと感染のチャンスを待ちます。

フィラリアの症状

感染してしばらくは症状が何も現れない事も多く、数年経って、じわじわとフィラリアは肺の血管や心臓を傷つけていきます。下記が主な症状です。
  • 乾いた咳が出る。
  • 毛のツヤが無くなる。
  • 栄養障害が起こり、抜け毛が激しくなる。
  • 元気が無くなる。
  • お腹が膨らむ。
  • 食欲が無い。
  • 血尿をする。
  • 散歩を嫌がるようになる。
※飼い主さんが症状に気付いた時にはフィラリアにかなり長い間寄生され、心臓や臓器が痛めつけられ続けているというケースが多いです。

フィラリア症が進行してしまった場合には、感染前の健康状態に戻るのはとても難しく、仮にすべてのフィラリアを摘出したとしても、すでに臓器へのダメージが大きい可能性が高いです。

治療には色んな方法がありますが、とても高額になります。

フィラリアの予防

フィラリア症を予防するには、予防薬を使うことです。

ペットの大きさに従って適切な予防薬を使えば、感染する事はほぼありません。錠剤、オヤツタイプ(チュアブル)、首に垂らすスポットオン型などがあります。

基本的には1ヶ月に1回の投薬となります。一番重要なのは、投薬の開始と終わりの時期です。

※予防の注意事項※
ミクロフィラリアは体内に入った後、心臓に移動するまでに2〜3ヶ月かかります。なので、蚊がいなくなったからといって、予防を止めてしまうのはとても危険なのです。蚊が発生する時期からいなくなる時期の2ヶ月後くらいまで(4月〜12月)の期間は必ず予防を行いましょう。

最近では地球の温暖化によって蚊が発生する時期が早まったり、いなくなる時期が遅くなったりもしています。大抵フィラリア予防薬は1箱半年分の薬が入っていますが、より多めのお薬を準備することをお勧めします。

ペットくすりのフィラリア薬

ペットオーナーへのアンケートの結果、チュアブルタイプが一番人気があるようです。
※口から入れるものはあとから吐き出してないかをチェックしましょう。