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股関節形成不全について

★股関節形成不全
股関節が変形して歩き方がおかしくなります。
ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなど飼いやすく人気のある犬種に多く、
遺伝的に受け継がれる病気ともいわれ、大型犬にはかなり発症頻度の高い病気となっています。

もし両親が股関節形成不全だったとすると、かなりの高確率でこの病気になる可能性があります。
また、親が股関節形成不全ではなかったとしても、25%程度の子犬たちはこの病気を持って生まれます。
その場合は祖父母が持っていた場合(隔世遺伝)です。

左から、通常の股関節,中度の形成不全,重度の形成不全
Dysplasia.jpg

★なぜ大型犬に多い?
栄養をたっぷり取って欲しいと飼い主が必要以上の栄養(価)を与える
 ↓
大型犬の子犬なので与えられたものはほぼたいらげる
 ↓
骨がまだしっかりしていないうちから既に体重がオーバー
 ↓
骨が体重を支えられない
 ↓
股関節に大きな負担をかけ、形成不全となる

以上のような、よかれと思ってやったことがかえって愛犬の健康を脅かします。
小型犬の場合には成長しても体重が軽いため発症には至らないこともあります。

負担を軽減してあげられる脚の長い餌台
bowls_height.jpg

★発症時期
小さいうちから注意が必要で、特にフローリングでの室内飼いの犬は注意が必要です。母乳を吸っているうちからでも、足を滑らせていると骨および筋肉の正常な発達を妨げます。症状は成長するにつれ明らかになってきますが、発症が最も多い時期は生後6~8ヶ月くらいの頃で、早ければ生後3ヶ月くらいから股関節の異常が目立ってくることもあります。

★症状
症状はさまざまですが、一般的にみられるのは下記のような症状です。
・横座りになる
・歩行時に腰から後ろが揺れる
・お尻のあたりを触ると嫌がる・歩行時に頭が下がっている
・立ち上がるのに時間がかかる

上記症状が見られた場合は獣医の判断を仰いだうえで、カロダイルを与えるといいでしょう。

★予防と対策
フローリングで滑らないようにマットを敷くなど生活環境を変えることが必要ですが、
ある程度病状に進行がみられる場合には鎮痛剤や抗炎症剤を投薬したり、
サプリメントを投与すると痛みが軽減されます。

急激な体重増加や栄養過多防止のために食事制限(70%~80%)も行うと効果的です。
ひどい場合には獣医の診断の下に犬用非ステロイド系消炎鎮痛剤のリマダイルカロダイルがお勧めです。
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